小計ソートしたレコードを1発でレコード番号を1から再開させる方法

FileMakerでは、小計ソートの区切りごとにレコード番号を1から再開始するマージ記号を使った直接的な方法はありません。しかし、レコード番号用のフィードを追加することで実現することが可能です

小計ソートでレコード番号を1から再開する|集計フィールドの利用

小計ソートでレコード番号を1から再開するには、集計フィールドのオプションで「ソートされたグループごとに集計を再開する」にチェックを入れてソート対象のフィールドを選択します。

レイアウト編集のパート定義で「小計 ソート対象」を選択します。このとき集計フィールドのオプションで選択したフィールドとパート定義で選択したフィールドが同じフィールドにする必要があります。

小計 ソート対象のパートにソート対象のフィールドを配置してボディパートにレコード番号のフィールドを配置します。

レコードを表示してソートをすればOK

小計ソートでレコード番号を1から再開する|スクリプトの利用

スクリプトで小計ソートでレコード番号を1から設定するには、ソート状態にしてスクリプトステップのLoopを利用して順番に番号を設定します。

切り替え対象のフィールドがあった場合1からカウントし直して番号をフィールド設定します。

スクリプトを作ることと、番号を変更する場合スクリプトを動かさないとならないため多少の作り込み的要素があります。

しかし、レイアウトで小計パートを作る必要がないためシステムによってはスクリプトで対応したほうが良い場面もあるかと思います。

まとめ|小計ソートでレコード番号を1から再開する

FileMakerで小計ソートでレコード番号を1から再開するには、集計フィールドまたはスクリプトのいずれかの方法があります。

どちらの方法も、小計ソートの区切りごとにレコード番号を1から再開することができます。ご自身の環境やニーズに合わせて、適切な方法を選択してください。

なお、レコード番号を入れるフィールドはどちらも必要で、集計フィールドを使用する場合はレイアウトに小計パートを追加する必要があり、レイアウトの変更が必要な場合に不向き。
一方、スクリプトを使用する方法はレイアウトの変更を必要としないため、システムによってはスクリプトで対応したほうが良い場面もあります。

以上、小計ソートしたレコードで1発でレコード番号を1から再開させる方法でした


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